環境水浄化・造水プラント・製造工場の排水処理設備

アステックの主な水処理機材をご紹介します。
ユニット型水処理機

ヒ素、鉛、水銀などの有害重金属およびPCB、ダイオキシン類の処理プロセスをコンパクトなユニット型排水プラントとして集約しました。
処理能力(水量)はご要望の条件に合わせて制作が可能ですので、無駄がありません。
池水一番(池水・お堀浄化装置)

『TRP』、『ドロンパ』を使用することで、水生生物への影響を心配することなく良質な池水
を維持。
必要な設備が一体型(ユニット)になっており、置くだけで使用が可能です。
池水一番のメリット
装置としての魅力
- ユニット化による簡便化・省スペース化
- 求められる水質を満たす性能
- 持ち運び・設置が容易
アステック式の魅力
- ドロンパの高い安全性
- pH・ECを変えない処理
- 豊富な実績
曝気槽(VOC処理装置)

VOC除去装置は、汚染地下水中の揮発性有機化合物(VOC)の処理設備です。
VOCとは常温で揮発しやすい化合物のことで、トリクロロエチレンやテトラクロロエチレン、ホルムアルデヒド、トルエン、ベンゼン、キシレンなどさまざまな物質があります。
油脂類の溶解能力が高く、分解しにくく安定していて燃えにくい性質から、1970年代には理想の洗浄剤として産業界で普及しましたが、吸入による頭痛やめまい、腎傷害などの有害性や発ガン性など可能性が指摘されています。
VOCは水に溶け込んだ状態で流れ込んできます。
本装置においてVOCは、曝気によりガス化が促進され、気体となります。
活性炭は水に弱く、水分を多く取り込むと、活性炭の吸着能力は低下します。
そのため、「気液分離槽」で水分を回収し、できるだけ乾いた状態の空気を活性炭槽に送り込む工夫もなされています。
ガス化したVOCは活性炭の吸着作用で取り込まれます。
その後、VOCを吸着した活性炭は、処分(産業廃棄物)します。
VOC汚染水処理フロー

水一番(重金属類・ダイオキシン類処理装置)

各種廃棄物の焼却炉から発生する焼却灰等に含まれるダイオキシン類やPCBは、その強い毒性から近年社会問題になっています。
焼却場の解体などに伴って発生する焼却灰(洗浄水)には、ダイオキシン類やPCBと共に重金属類も含まれている可能性があります。
アステックではコンパクト型の重金属類・ダイオキシン類・PCB含有水処理装置「水一番」シリーズの製造販売を行っております。
時間あたりの処理能力は300リットル,500リットル,1000リットル,2000リットル,5000リットルと、豊富なラインナップを取り揃えております。
稼動電力はわずかで、移動も容易。廃水の性質や処理水量に合わせた設計も可能なため無駄がなく、省スペース・省コスト化を実現!
浄化会社としてあらゆる汚染水処理を多数重ねてきた実績から生まれたノウハウが強みです。
工場排水から工事現場で発生する汚染水、焼却炉解体における洗浄水の浄化処理まで、幅広い用途でご利用いただけます。
水一番を利用した浄化における汚染物質の値の変化例
原水(pgTEQ/L) | 処理水(pgTEQ/L) | |
---|---|---|
ダイオキシン【PCDFs】 | 6600 | <1 |
コプラナーPCB | 2.4 | <1 |
精密ろ過・淡水化装置

精密ろ過・淡水化装置は、廃水中の微粒子・細菌・タンパク質・ウィルス・塩分除去に最適な装置です。
逆浸透膜(RO)を利用して水道水中のトリハロメタンや塩素までも除去し、ピュアな水をつくります。
精密ろ過・淡水化装置は一般の浄水器に比べて数段上の除去性能があり、イオンレベルまで除去します。
無人運転により連続的に造水が可能です。
逆浸透膜(RO膜)の高度除去性能

主な用途
食品産業用、飲料用
- 安定した水質の水を供給
洗浄用
- 精密部品洗浄
- メッキ前後処理
- 医療用器具の洗浄(水垢が付きません)
研究・分析用
- 研究用水
- 分析器具の洗浄
冷却用、ボイラー用
- 精密機器の冷却用水(配管内をきれいに保てます)
超純水装置及びイオン交換樹脂の前処理用
- イオン交換樹脂の採水量を約20倍にできます
主なイオン除去率
食品産業用、飲料用
イオン | 供給液濃度(mg/L) | 除去率(%) |
---|---|---|
ナトリウム | 68.0 | 99.4 |
カルシウム | 80.0 | 99.8 |
マグネシウム | 21.0 | 99.8 |
カリウム | 4.1 | 99.4 |
重炭酸塩 | 132.0 | 99.3 |
硫酸塩 | 163.0 | 99.8 |
塩化物 | 51.0 | 99.5 |
シリカ | 9.3 | >98.9 |
TDS | 528.0 | 99.6 |
UV殺菌装置

紫外線(UV)を流体へ照射し、菌のDNAに損傷を与えて死滅させる連続通水装置です。
塩素殺菌と比較し紫外線による殺菌のため耐性菌は発生せず、副産物の生成もなく水生生物への影響もほとんどないため安全な殺菌処理が可能です。
また、有機ヒ素の分解工程にも応用が可能です。
製造工場の排水処理設備をご紹介します。
工場排水処理

ヒ素、鉛、水銀などの有害重金属およびPCB、ダイオキシン類の処理プロセスをコンパクトなユニット型排水プラントとして集約しました。
処理能力(水量)はご要望の条件に合わせて制作が可能ですので、無駄がありません。
採用業界実績例
自動車部品、製鉄、洗剤、メッキ、ラテックス、食品、鉱山、造園、釣具、セラミック、リサイクル、半導体、製紙、化粧品、その他多数
採用業界実績例

廃水中に存在する高濃度の鉄のリサイクルとヒ素除去を同時に行う技術により、有価物である鉄を資材として高度に再利用 することが可能となりました。
排水の循環利用
工場における製造プロセスからの排水を安価に浄化し、洗浄水や製造用途に再利用します。
排水処理コスト低減
排水処理の使用機材・薬剤の再選定や再調達、プロセスの見直し、産廃汚泥の減容化などにより、年間のランニングコストを大幅に低減します。
研究開発で問題解決

研究開発処理が困難な廃水についても、研究開発用の卓上排水処理設備の設計製作や処理プロセスの確立・適切な水処理材の開発など、トータルに貴社の排水処理に関する問題解決手法をご提案いたします。
困難な廃水処理を解決した事例
ラテックスゴム工場の廃水処理において、これまではラテックスの成分がこびりつき、
処理に大変手間がかかっていました、
アステックの研究によりこびりつかない廃水処理方法が開発され、
作業の手間低減とコストダウンを同時に可能にしました。
排水処理設備の省電力化
当初設計した排水処理設備も、運用方法や製品の変更により多くのムダを内包している場合があります。
その一つにスペックが大きすぎる機器類の利用があります。
アステックでは、現状にもっとも適したポンプや攪拌機などの機器類の選定やインバータ制御を行うことで、無駄な電力をカットし排水処理設備の省エネ化を実現します。